ユーザーガイド 1.5系 - 5.6 異なるジオメトリ間のフィールドマッピング

出典: OFWikiJa

[next] [prev] [up]

[編集] 5.6 異なるジオメトリ間のフィールドマッピング

 mapFieldsユーティリティは、別のジオメトリーに対応するフィールドに与えられたジオメトリーに関連する1つ以上のフィールドをマップします。 フィールドが関連するジオメトリーの間のどんな類似性も必要とされないほど完全に一般化されています。 しかしながら、ジオメトリーが一貫している場合は、マッピングの過程を簡素化する特別なオプションを用いてmapFieldsを実行できます。

 mapFieldsについて述べるために、いくつかの用語を定義する必要があります。 まず、データがソースからターゲットまでマップされると言います。 ソースとターゲットフィールドの両方の幾何形状と境界タイプ、あるいは条件がまったく同じであるなら、フィールドは一貫していると考えられます。mapFieldsがマップするフィールド・データは、ターゲットとなるケースのcontrolDictstartFrom/startTimeによって指定された時間ディレクトリの中のフィールドです。 データは、ソースとなるケースの同等な時間ディレクトリから読み込まれて、ターゲットとなるケースの同等な時間ディレクトリに写像されます。


[編集] 5.6.1 一貫したフィールドのマップ

 一貫したフィールドのマッピングは、以下の-consistentコマンドラインオプションを使用しながら、mapFieldsを(ターゲット)ケース上で実行することによって、簡単に実行されます。

mapFields <source dir> -consistent

[編集] 5.6.2 一貫しないフィールドのマッピング

 フィールドが図5.17のように一貫していないとき、mapFieldsはターゲットとなるケースのsystem ディレクトリにmapFieldsDict辞書を必要とします。 以下の規則がマッピングに適用されます。

  • フィールド・データはどこでも、可能である限り、ソースからターゲットにマップされます。すなわち、私たちの例では、代替されないままで残っている網掛け領域を除いて、ターゲットとなる幾何形状に含まれるすべてのフィールド・データがソースからマップされます。
  • 別の方法でmapFieldsDict辞書で指定されない限り、パッチフィールド・データは代替されないままです。

 mapFieldsDict辞書は、パッチデータに関するマッピングを指定する2つのリストを含んでいます。 最初のリストは、図5.17のように幾何形状が一致するソースとターゲットとなるパッチの組の間のデータのマッピングを指定するpatchMapです。 リストは、ソースとターゲットとなるパッチの名前のそれぞれの組を含んでいます。2番目のリストは、ターゲットとなるパッチの名前を含むcuttingPatchesです。そのターゲットのパッチの値は、ターゲットとなるパッチが切断するソースの内部のフィールドからマップされます。私たちの例における左下のターゲットとなるパッチにように、ターゲットとなるパッチがソースの内部のフィールドの一部を切断するだけの状況では、内部のフィールドに含まれるそれらの値はマップされ、外部にある値は変わりません。 mapFieldsDict辞書の例は以下に示します。

図5.17 一貫しないフィールドをマップする

17 patchMap
18 (
19 lid movingWall
20 );
21
22 cuttingPatches
23 (
24 fixedWalls
25 );
26
27 // ************************************************************************* //
mapFields <source dir>

[編集] 5.6.3 並列なケースをマップすること

 mapFieldsを実行するとき、並列計算のためにソースとターゲットとなるケースのどちらかもしくは両方を分解するなら、追加オプションが必要になります。

  • -parallelSource ソースケースが並列計算のために分解される場合
  • -parallelTarget ターゲットケースが並列計算のために分解される場合

[next] [prev] [up]