ユーザーガイド 1.5系 - 6.4 EnSightによる後処理

出典: OFWikiJa

[next] [prev] [up]

[編集] 6.4 EnSightによる後処理

foamToEnsightを使ってOpenFOAMのデータをEnSightの形式に変換するか、ensight74FoamExecモジュールを使って直接EnSightから読み込むことによってEnSightで事後処理を行うことができます。

[編集] 6.4.1 EnSightの形式への変換

foamToEnSightはOpenFOAMのデータをEnSightの形式に変換します。foamToEnSightは普通のアプリケーションと同様に実行できます。foamToEnsightはケースディレクトリ内にEnsightというディレクトリを作成します。この際、既存のEnsightディレクトリは削除されます。各時間のディレクトリを読み込み、ケースファイルとデータファイルのまとまりとして書き込みます。ケースファイルはEnSight_Caseという名前でデータファイルの詳細が含まれます。各データファイルはEnSight_nn.extという名前で、nnは最初の時間ディレクトリの時刻を1として通し番号が入ります。extは物理量に応じた拡張子です。たとえば、Tは温度で、meshはメッシュです。変換が完了するとEnSightで通常の方法で読み込むことができます。

  1. EnSightのGUIにおいて、File→Data(Reader)を選択する。
  2. ファイルボックス内で適切なEnSight_Caseファイルを強調表示させる。
  3. Formatの選択肢は、EnSightのデフォルトのCaseです。
  4. Caseをクリックし、Okayを選択する。

[編集] 6.4.2 ensight74FoamExec readerモジュール

EnSightではユーザー定義のモジュールを用いて他の形式のファイルをEnSightに変換することが可能です。OpneFOAMにはensight74FoamExecというモジュールがlibuserd-foamライブラリにコンパイルされています。EnSightに必要なのはこのライブラリで、次節で述べるファイルシステムに置かれる必要があります。

[編集] 6.4.2.1 EnSightの読込モジュールの設定

EnSightリーダーの実行には、環境変数が適切である必要があります。$WM_PROJECT_DIR/etc/apps/ensightFoam内のbashrcまたはcshrcファイルで設定を行います。EnSightに関する環境変数は6.2の$CEI_や$ENSIGHT7_です。EnSightの通常インストール時のパス設定では、 $CEI_HOMEのみ手動で設定すればよいはずです。


環境変数説明とオプション
$CEI_HOME EnSightがインストールされるパス(例:/usr/local/ensight)はデフォルトでシステムパスに加わる
$CEI_ARCH $CEI_HOME/ensight74/machinesのマシンディレクトリ名に対応する名前から選択したマシン構造;デフォルト設定ではlinux_2.4sgi_6.5_n32含む
$ENSIGHT7_READER EnSightがユーザーの定義したlibuserd-foam読込みライブラリを探すパス、デフォルトでは$FOAM_LIBBINに設定
$ENSIGHT7_INPUT デフォルトではdummyに設定

表6.2: EnSightで用いる環境変数の設定

[編集] 6.4.2.2 読込モジュールの利用

EnSight readerを使う際の主要な問題は、解析ケースをOpenFOAMではディレクトリで定義するのに対し、EnSightでは特定のファイルによって定義されている必要があるということです。EnSightはディレクトリ名の選択ができないので、以下の手順で、特にケースの詳細を選択する際に注意しながら読込モジュールを使います。

  1. EnSightのGUIにおいて、File→Data(Reader)を選択します。
  2. FormatメニューからOpenFOAMの選択ができるはずです。できない場合は、環境変数の設定に問題があります。
  3. File Selectionウインドウからケースディレクトリを探し、Directories欄の/.または/..で終わる、上2つのうち1つを強調表示させ、(Set)Geometryを選択します。
  4. パスフィールドには解析ケースが入っています。(Set)Geometryの欄には/が含まれるはずです。
  5. OkayをクリックするとEnSightがデータを読み込み始めます。
  6. データが読込まれると、新しくData Part Loaderウインドウが現れ、どの部分を読込むか尋ねられるので、Load allを選択します。
  7. Data Part Loaderのウインドウが表示されているといくつかの機能が動かないので、メッシュがEnSightのウインドウに表示されたら閉じます。

[next] [prev] [up]