ユーザーガイド 1.5系 - 7.1 熱物理モデル

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[編集] 7.1 熱物理モデル

熱物性モデルは,エネルギー,熱および物理的な特性が関与しています。

thermophysicalPropertiesディレクトリは,thermophysicalモデルのライブラリを使用するすべてのソルバーにより読み込まれます。 熱物性モデルは,OpenFOAMの中では,その他のプロパティについても計算される圧力温度(p-T)システムとして構築されます。 これは,シミュレーションの中で使用される完全な熱物性モデルを指定するthermoTypeと呼ばれる必須のdictionary登録です。 熱物性のモデリングは,状態の基礎方程式を定義しているレイヤーからスタートし,前のレイヤーからプロパティを読込んだモデリングのレイヤーを追加します。 thermoTypeの名称は,表7.1にリストアップしているモデリングのマルチレイヤーを意味しています。


状態方程式 -- equationOfState
perfectGas 理想気体状態方程式
標準熱特性 -- thermo
hConstThermo エンタルピ h とエントロピー s を持つ一定の比熱 構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): c_p

モデル

janafThermo 構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): c_p
evaluated by a function with coefficients from JANAF thermodynamic tables, from which h, s are evaluated
派生熱特性 -- specieThermo
specieThermo cp、h、そして/または、sから得られた特殊な熱特性
輸送特性 -- transport
constTransport 一定の輸送特性
sutherlandTransport 温度依存する輸送輸送のためのサザーランドの公式
混合特性 -- mixture
pureMixture パッシブガス混合の一般熱モデル計算
homogeneousMixture 正規化燃料質量分率 b に基づく混合気燃焼
inhomogeneousMixture b と総燃料質量分率 ft に基づく混合気燃焼
veryInhomogeneousMixture b と ft と未燃燃料質量分率 fu に基づく混合気燃焼
dieselMixture ft と fu に基づく混合気燃焼
multiComponentMixture 複数の成分に基づく混合気燃焼 [**]
chemkinMixture CHEMKIN熱力学と反応スキームデータベースファイルを用いた混合気燃焼
熱モデル -- thermoModel
hThermo エンタルピー h に基づく一般熱モデル計算
hMixtureThermo 混合気燃焼のエンタルピー計算
hhuMixtureThermo 未燃ガスと混合気燃焼のエンタルピー計算

表 7.1: 熱物性モデリングの階層

thermoTypeのエントリーは、次の形式をとる。

thermoModel<mixture<transport<specieThermo<thermo<equationOfState>>>>> 

それで、次に示すのは、thermoTypeのエントリーの例である。

hThermo<pureMixture<constTransport<specieThermo<hConstThermo<perfectGas>>>>>

[編集] 7.1.1 熱物性データ

基本的な熱物理の性質は、入力データから、各々の種(species)のために指定される。そのデータは、種のために、次に示す形式の複合的なエントリーを使って指定される。 この複合的なエントリーは、キーワードmixtureが使われる。

 mixture <specieCoeffs> <thermoCoeffs> <transportCoeffs>

物性係数<specieCoeffs>は、表7.2にリストされるエントリーを含み、その順番は入力で指定される順番となる。

説明 入力
文字列名 e.g.mixture
この種のモル数 nmoles
分子量 W (kg/kmol)

表 7.2: 物性係数

熱物理の係数<thermoCoeffs>は、見掛け上、他の性質がそれから導出される、比熱容量構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): C_p を評価することに関連している。 現在のthermoモデルは、以下に示す通りである。

hConstThermo
一定の構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): C_p

と融解熱 構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): H_f を仮定する。これらは、単純に<specieCoeffs>の後に2つの値 構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): C_p構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): H_f を続けて指定する。

janafThermo
構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): C_p

を温度構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): T の関数として計算する。このとき、一連の係数は、熱力学のJANAFテーブルのものを用いる。順序づけられた係数のリストを、表7.3に示した。関数は、下限 構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): T_l と上限構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): T_h の間で妥当性が確認されている。係数のセットが2つ指定される。最初のセットは常温構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): T_c 以上の温度についてのものである。(そして、構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): T_h 以下である。2つめのセットは構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): T_c より低く構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): T_l より高い範囲についてのもの)。構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): C_p を温度の関数として表すと、

構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): c_p = R((((a_4 T + a_3 )T + a_2 )T + a_1 )T + a_0 )
加えて、構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): a_5

,構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): a_6 という積分定数がある。これらは、それぞれ、構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): h構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): s を評価するために使われ、高温と低温の両方で同じ定数が用いられる。

説明 入力
下限温度 Tl (K)
上限温度 Th (K)
常温 Tc (K)
高温度係数 a0 . . . a4
高温度エンタルピー補正 a5
高温度エントロピー補正 a6
低温度係数 a0 . . . a4
低温度エンタルピー補正 a5
低温度エントロピー補正 a6

表 7.3: JANAF熱力学的係数


移動係数<transportCoeffs>は、動的粘性率構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): \mu 、熱伝導度構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): \kappa 、層流熱伝導度(エンタルピー方程式のため)構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): \alpha を評価するために使われる。 現在のtransportモデルは、以下に説明する通りである。

constTransport
構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): \mu

とPrandtl数 構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): P_r = C_p \mu/\kappa が一定であると仮定する。ここでは、<thermoCoeffs>の後に構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): \mu構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): P_r の2つの値を続けて指定する。

sutherlandTransport
構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): \mu

を温度構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): T の関数として計算する。これには、Sutherland係数構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): A_s とSutherland temperature 構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): T_s を用いる。この2つの数は、<thermoCoeffs>の後に続けて指定する。構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): \mu は、次のように計算される。

構文解析失敗 (texvcプログラムが見つかりません。math/READMEを読んで正しく設定してください。): \mu=\frac{A_s\sqrt{T}}{ 1 + T_s/T}


次は、fuelという名前の種についての、エントリーの例である。 これは、sutherlandTransportjanafThermoを使ってモデルされている。また、エントリーの説明のためにコメントが入っている。

fuel                                          // keyword
fuel 1 44.0962                                // specie
200 5000 1000                                 // -- janafThermo --
7.53414 0.0188722 -6.27185e-06 9.14756e-10 -4.78381e-14
-16467.5 -17.8923
0.933554 0.0264246 6.10597e-06 -2.19775e-08 9.51493e-12
-13958.5 19.2017                              // -----------------
1.67212e-06 170.672;                          // sutherlandTransport

次に示すのは、airという名前の種についての、エントリーの例である。 これは、constTransporthConstThermoでモデルされている。エントリーの説明のためにコメントが入っている。

mixture        // keyword
air 1 28.9     // specie
1000 2.544e+06 // hConstThermo
1.8e-05 0.7;   // constTransport

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